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06月05日-03号

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  1. 矢板市議会 2018-06-05
    06月05日-03号


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    平成30年  6月 定例会(第351回)◯議事日程                  (6月5日〔火〕午前10時開議)第1 一般質問---------------------------------------◯本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------◯出席議員(16名)     1番  高瀬由子         2番  藤田欽哉     3番  櫻井惠二         4番  関 由紀夫     5番  小林勇治         6番  佐貫 薫     7番  伊藤幹夫         8番  和田安司     9番  宮本妙子        10番  中村久信    11番  石井侑男        12番  中村有子    13番  渡邉孝一        14番  今井勝巳    15番  大島文男        16番  大貫雄二---------------------------------------◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯説明のための出席者(24名)          市長          齋藤淳一郎          教育長         村上雅之          総合政策部長      横塚順一          総合政策課長      室井隆朗          秘書広報課長      沼野晋一          総務部長総務課長   三堂地陽一          税務課長        高橋弘一          健康福祉部長社会福祉課長                      永井進一          高齢対策課長      柳田和久          子ども課長       石崎五百子          健康増進課長      細川智弘          市民生活部長くらし安全環境課長                      小瀧新平          市民課長        星野朝子          農林課長        小野寺良夫          商工観光課長      村上治良          経済建設部長建設課長 塚原延欣          都市整備課長      和田理男          会計管理者兼出納室長  鈴木康子          教育部長教育総務課長 高沢いづみ          生涯学習課長      山口 武          監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長                      森田昭一          農業委員会事務局長   大谷津敏美智          上下水道事務所長水道課長                      津久井 保          下水道課長       斎藤正樹---------------------------------------◯事務局職員出席者(3名)          事務局長        薄井 勉          副主幹         黒崎真史          主査          水沼宏朗              午前10時00分 開議 ○議長(和田安司) ただいまの出席議員は16名で、定足数に達していますから、会議は成立しています。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(和田安司) 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。 事務局長に朗読させます。 事務局長。          〔事務局長朗読〕---------------------------------------一般質問 ○議長(和田安司) これより日程第1、一般質問を行います。 3番、櫻井惠二議員。          〔3番櫻井惠二議員登壇〕 ◆3番(櫻井惠二) 皆様、おはようございます。 きょうは大勢の方に傍聴に来ていただきまして、お忙しいところありがとうございます。 それでは、第351回矢板市議会定例会において議長の許可を得ましたので、質問いたします。 まず、質問1、企業誘致について、2、片岡駅東口市街地の整備についてです。 まず初めに、企業誘致について質問いたします。 栃木県内工業団地の売れ行きが好調だと聞いております。4月17日の下野新聞のコラムでは、その一例として、矢板南産業団地が紹介されていました。現在までどのような実績になっているのか、まずご答弁いただきます。 以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(和田安司) 3番、櫻井惠二議員の質問に対し、答弁を求めます。 齋藤淳一郎市長。          〔齋藤淳一郎市長登壇〕 ◎市長(齋藤淳一郎) おはようございます。 櫻井惠二議員の企業誘致についてのご質問にお答えをいたします。 矢板南産業団地の最新の実績についてでございますが、まず矢板南産業団地は、平成9年9月から分譲を開始し、賃貸借部分などを除いた分譲面積は約31ヘクタールで、現在、食料品製造業2社、運送業4社、製造業4社、太陽光発電所2社を合わせますと12社が操業している状況にございます。 平成29年度におきましては、自動車部品製造業1社、製造業3社、運送業1社の計5社との契約の締結がなされ、特に自動車部品製造業を皮切りに、昨年の6月に7年ぶりの新規分譲となり、新聞紙上等でも取り上げられたところでございます。これは栃木県企業局とともに、企業訪問各種展示会などでのPR活動並びにトップセールスなどが実った結果であると考えております。販売開始から現在までの実績でございますが、契約企業を含めますと16社、分譲可能な区画は残り1区画となり、分譲率は約91%で完売に大きく近づいたところでございます。 企業誘致におきましては、本市の産業の振興を初め、経済の活性化における雇用機会の創出や若い方の定住促進など矢板市の発展に大きく寄与するものと考えております。残り1区画につきましても、栃木県企業局と引き続き連携を図りながら、完売に向けて努めてまいります。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) 再質問させていただきます。 ここで新しく5社ということですけれども、新規雇用はどれぐらいなのかお伺いいたします。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) それでは、櫻井議員の再質問にお答えいたします。 先ほどの市長答弁の中で申し上げましたとおり、平成29年度におきまして5社と土地売買契約が締結されております。その中で自動車部品製造業が11月に操業しており、15名ほど雇用されております。また、残り4社につきましては、総雇用者数が244名のうち、新規雇用者数は90名を予定しておりまして、既に操業している1社と合わせますと、合計105名の新規雇用が生まれることになります。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) そうしますと、南産業団地のほうは残り1社、1区画ということで、きょう日経新聞を見ていましたら、追加で分譲するなんていうのがちょっと出ていましたんですけれども、その辺も含め合わせて、南産業団地についてご答弁いただけますか。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) 再質問にお答えいたします。 本日付の日経新聞の記事が掲載されておりますが、残りの区画につきましては、販売可能分譲可能な区画ということで残り1区画ということになっている状況でございます。本日の日経新聞によりますと、県企業局のほうでは太陽光発電所メガソーラーの部分、そちらのところの使用貸借用地に関しても一部で新たな分譲をするなどということで2ヘクタールからちょっとということで、賃貸借も含めまして現段階で考えているということで、詳しいことにつきましては、これから企業局のほうとお話を詰めていくことになりますので、きょうの新聞記事のコメントについての答弁としては、これから詰めていくということになると思われます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) それでは、南産業団地の拡張については、どうお考えですか。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長
    商工観光課長村上治良) それでは、南産業団地の拡張についての再質問にお答えいたします。 南産業団地は、先ほどの答弁のとおり、残り1区画ということで栃木県企業局が緑地の一部4,700平方メートルについて急遽販売するということといたしております。ですが、企業の要望等に応えるためには、受け皿になる区画が不十分でございまして、産業団地の早い段階での開発が必要であるということは認識しております。このようなことから、まず今後は南産業団地の拡張に向けて、栃木県企業局を初めとする関係機関に、まずは要望という形になりますけれども、活動を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) 去年になりますか、スマートインターチェンジの周辺、市でも何かを考えているということでありましたけれども、その辺、何かお考えありますか、お伺いいたします。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) それでは、スマートインターチェンジ周辺整備ということの再質問にお答えいたします。 スマートインターチェンジが整備されることから、平成28年度にスマートインターチェンジ周辺産業団地導入調査というものを実施しております。産業適地として選定された候補地の概算事業費が11億円に達するということで、本市の財政状況に鑑みますとなかなか市単独での開発は難しいということで、なかなかスマートインターチェンジ周辺産業団地化というのは単独では難しいということで、まずは南産業団地周辺の拡張ということで第一にはそちらを要望していきたいというところでございます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) 今から2年前になりますかね、新宿区を引き合いに出して、新宿区の開発が500平米以上で開発の許可が必要だと。矢板が1,000平米からどこの市もそうですけれども、そういうような形になっている。そうすると、片や坪何千万も何億もするような場所が500平米で、早い話、この間、コリーナなんかは誰かもらってくれないかななんて人がいるぐらい、そういうところが1,000平米でとにかく開発の垣根を下げるということもお金がかかること、確かに管理は大変です、しかし、そういう何かやっぱりお金がないのであれば、そういう方法もとっていかなきゃならないんではないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) ただいまの再質問にお答えいたします。 今から2年前ですかね、9月定例会で櫻井議員のほうからご質問等いただいた件が、ただいまのご質問等でいただいております。市の財政、大変厳しいところ、ただ、産業団地につきまして雇用の確保ということで、非常に交流人口、定住人口等に大きく影響するものでございますので、議員の皆様からのご意見等をご参考にさせていただきながら、手をこまねいているわけにもいかないので、何かよい方法があればまたお伺いさせていただきながら、検討を進めていきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) ありがとうございます。 何年前になりますか、地方創生と言われるようになってから、きっとその地域地域によって、特性を生かせということだと思います。国が一括で管理する時代はもう終わったのだと思います。地域によって特徴も違ってくるし、やり方も違うので、そういう独自性を出していく時代なんではないかなというふうに思います。 私は商人ですけれども、やっぱり今苦しんでいた人というのは、それなりに環境に合わせようとしている人は何とか生き残ってきましたけれども、環境がもとに戻らないかなと待っていた人というのは大体大変な思いをしてきちゃう人が多かったような気がします。ぜひこのまちの特性を生かしていただいて、いいところたくさんありますので、よろしくお願いしたいと思います。 それで、再質問させていただきます。 前、空き家バンクで森田さんのときかな、お世話になったんだけれども、それも同じで下野新聞でやっぱり、佐野市で空き工場バンク、こういうものが新聞紙上で活用しているということでございますけれども、これだとお金もかからないし、なおかつタイムラグがないですよね。工業団地の新設というと、どうしてもやるときは景気いいからやるんだけれども、売り出すときにはもう衰退化しているみたいなときが多ございますから、こんなようなものを考えてはどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) ただいまの空き工場バンクの設置についての再質問にお答えいたします。 空き工場バンクにつきましては、空き工場物件の活用が促進されることを目的に、空き工場の物件について、売却・賃貸に係る諸条件を登録して、ニーズに適したタイムリーな情報の提供を行うものでございます。企業を誘致し、経済発展、雇用の創出に寄与するためには、この空き工場などの情報を提供する体制づくりの必要性は十分認識しております。民間資産を活用した企業立地の促進を図るためにも、市内の空き物件の活用が促進されるように現段階では調査、研究等させていただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) ぜひ調査、研究していただいて、前向きに検討していただきたいと思います。 私、もう15年以上たつんですけれども、足尾の植樹に毎年足を運んでいるんですけれども、以前はてっぺんまで上って、木を植樹していたんですけれども、最近はもう次の日がどうにもならないから裾野のほうだけでやめているんですよ。そうすると、時間があるので、上に行った人がおりてくるんで、そうすると記念館を見ますと、あれ1600年の初期にあそこは見つけて、そして1600年の後期までが最盛期だったんですね。それで明治に入ってからドイツから機械を持ってきて、またたくさん銅が出るというので。それで大正4年には、栃木県内で2番目に人口の多い町になっているんですね。とにかくああいう公害が出るようなやつはあれですけれども、結局はやっぱり働く場所というのは人口を大きく左右していくんじゃないかなというのが、私の考えとしてあるものですから、公害はだめですよ、ですけれども、働く場所というのは必ず必要である。 私も議員になって3年がたつんですけれども、いつも不動産屋さんのブローカーみたいな質問ばっかりしていますけれども、実際は子育てや医療、福祉、それから教育の質問は、婦人層に受けがいいですからしたいんです。だけれども、やっぱり食べていくのは、どうしてもやっぱり雇用を生まないといけないというものなので、絞っていつも質問をさせていただいております。 それでは、次の質問に移らせていただきます。 片岡駅東口市街地の整備についてです。 これ先ほどそこの壇上に行きましたら、片岡の人がたくさん来ているんですよね。私、物すごくプレッシャーなんですよ、今。質問する前から、本当にこっちからお願いしたいくらいなので、よろしくお願いいたしますよ。 それでは、質問させていただきます。 片岡駅周辺の整備について質問します。 片岡駅周辺の整備については、片岡駅を東西につなぐ駅舎橋上化と自由通路の設置や西口広場の完成などで、最近西口ばかりが注目されるようになっていると思いますが、東口についてもまだまだ利用されていない土地がたくさんありますし、開発の可能性から言えば、アップダウンも少なく、西口よりも開発しやすいと思います。 そこで、矢板市では、現在、片岡駅市街地整備事業として、片岡駅の東口の整備を行っているところですけれども、この整備と合わせて、県道矢板那須線と国道4号線との間の地域について民間主導の開発を進めてはどうかと思いますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(和田安司) 3番、櫻井惠二議員の質問に対し、答弁を求めます。 和田理男都市整備課長。          〔和田理男都市整備課長登壇〕 ◎都市整備課長和田理男) 片岡駅東口市街地の整備についてお答えいたします。 片岡駅東口は、従来からの商店街や住宅地はもとより、喜連川地区からJRへのアクセスとなることや国道4号、主要な県道と接続があることから、利便性のさらなる向上を図るため、駅前広場の再整備に着手いたしました。現在、早期の整備完了を目指し、JRを初めとした関係機関との協議や用地取得の交渉を進めているところです。 片岡駅東口は、用途地域制度近隣商業地域に指定しており、また、公共交通網の充実したところであることから、地域住民生活利便性向上とともに、商業振興の拠点としての役割が期待されておりますが、農地など未利用地も多いことから、開発のポテンシャルは比較的高い地域であると受けとめております。 議員ご提案の、この地域の市街化促進において、民間活力による開発を促進することは、少ない経費で市街地形成を図れる財政的効果に加え、民間のノウハウによる柔軟な発想においてまちづくりを進められることなど、有効な手段の一つであると考えております。 しかしながら、大型開発における民間主導の開発促進には、行政と民間との役割分担に加え、特に事業実施及び完了後の公共施設の管理区分の明確化などが開発の際の課題でもありますので、これら課題を解消する手法などについて、先進事例なども調査・研究を行いながら、片岡駅東口の市街地整備に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) いきなり民間というのも確かに難しいと思います。しかしながら、その民間というのは呼び水じゃないですけれども、何か利益が上がりそうだとか、何か特典がありそうだというと、やっぱり民間というのは寄ってきます。それをうまく使う。さっきのスマートインターの話じゃないですけれども、うまく使っていただきたいなというふうに思うんです。 それで、その中でやっぱり、そのきっかけづくりとして道路整備もあると思うんですね。片岡駅東口から国道4号線に真っすぐ抜ける道路、計画があると聞いておりますけれども、この辺について質問をさせてください。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員の再質問に対し、答弁を求めます。 和田理男都市整備課長。 ◎都市整備課長和田理男) 再質問にお答えいたします。 ただいまお尋ねの路線につきましては、都市計画道路片岡東口通りという通りになろうかと思います。これは都市計画が決定されている道路でございまして、幅といたしましては西口と同じ約18メーターの両側歩道の道路を計画しております。この路線につきましては、今お尋ねのとおり、県道から国道まで結ぶということで、場所につきましては、現在整備を行っております東口広場の入り口と同じ場所に、将来手戻りないような形での計画というふうになってございます。 この路線の整備につきましては、東口広場と同時期に整備、実施するということも検討いたしました。しかしながら、まず国道をとりつける部分について、国道の完成、間もないということで、新たな交差点を国道につくることは大変大きな手戻りと費用がかかるということ、それから特に、今現在、この少し南に県道塩谷喜連川線の整備が行われております。この県道は、ご案内のとおり今、国道までを中心に進めておりますが、この県道そのものは新しい郵便局のところまでつながる県道でございます。 この栃木県が行われている県道整備の国道から西側の整備が現在まだ未定だということで、これらの整備の動向、さらには片岡西通り等の整備の動向等も含め、この東口通りの整備については、これらについてあわせて検討していくべきかなということで現在、同時期の整備は行っていないという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) 確かに計画はあるけれども、なんですよね。着手しなければ余り、いつになるのかと。市民も図面だけ引いても、いつできるんだかとそういう感じでいると思うんですね。しかし、何かやっぱり中心地においてそういう計画があるものであれば、着手していくと、この辺はちょっとどうなのかよくわかりませんけれども、私が若いころ、国道4号線、建設省のほうから、要するにうちの名義になっていたものですから、名義変更してくれなんて言われたことがあるんで手続をとったことがあるんですけれども、関所でもつくってやろうかなと思ったことがあったんですけれども、この期間、私が今回質問している片岡駅東市街地というのは、県道矢板那須線と国道4号線との間、北は東北新幹線ガード下、南はサンユーの周辺までなんですよね。この辺のまずは公図の状況はどうなっていますか、お伺いいたします。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員の再質問に対し、答弁を求めます。 和田理男都市整備課長。 ◎都市整備課長和田理男) ご案内のとおり、やはり矢板地区については全般的に公図について不利な点もあるということで、公図そのものは存在あるということなんですが、細かい字切りであるとかそういったものの精度としては、十分な精度にはなっていないかなというふうなところでは受けとめております。 以上です。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) 公図が混乱しているのであれば、その解消をすると言っても、これはあっちこっち町なか地籍調査をやっても始まりませんから、まず駅前の道路を確定させてやるほうが町全体の片岡地域の町なかの地籍調査をやるよりも、私は時間がかからないんじゃないかなというふうに思います。ですから、そこの18メートルの道路ができれば、片岡の雰囲気ががらっと変わると思うんです。先に、今西口にお住まい、どっちがどっちだかわからなくなっちゃったけれども、東口にお住まいの皆さんは、やっぱり西口が先に発展、山だったところが発展してしまって、不公平感というかそういうものをやっぱり物すごく感じていると思うんですよね。やっぱりそういうのも解消していくためにも、同時に進んでいく、予算の関係がありますから、そんな強行にどうのこうのじゃないですけれども、時間を追って計画的にやっていけば、最小限の出費で済むような形の道路づくりというのができると思うんですよね。その核になるものをまず役所のほうで提供してもらえれば、その附随する民間は必ず寄ってきますし、投資します。そこら辺も含めて、ぜひ今後検討していただきたいというふうに思います。 そして、これは地域住民の方の要望が私のところに大変多く来ていたものなので、それを再質問させていただきますが、公図が混乱しているようであれば、なかなか前には進まないと思うんですけれども、片岡駅東口市街地を南北に流れる水路、塚原部長にも一度資料をお持ちしたと思うんですけれども、水路が曲がりくねっており、また周辺の都市化によって水量がふえております。異臭がするなど環境の悪化の原因となっております。こうした水路の改修もありますので、ここら辺一帯を、一体的にこの市街地周辺を再開発するべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 塚原延欣建設課長。 ◎建設課長(塚原延欣) それでは、櫻井議員の再質問にお答えさせていただきたいと思います。 今の水路ですけれども、片岡公民館の西側から県道塩谷喜連川線の間を流れる水路のことかなと思いますが、この水路につきましては、今現在、コンクリートのU型水路で整備されている部分と、あと土水路、構造物のない水路の区間とがございます。 まず、この水路の現在の状況を見ますと、整備はともかくとして、雑草が大変繁茂していて、確かにそういう状態からにおいなんかも水がたまっている部分もあるので、あるのかなと思うんですが、大変申し上げにくいんですけれども、草刈りなど余り管理されていないようには見受けられました。なので、まずそのにおい等の対応としましては、市内のどの河川でもお願いしていることであるんですが、河川愛護活動というものがございます。その河川の隣接の地権者か、あるいは地域住民の方々のご協力をいただいて、適正にその水が流れるように管理していただきたいということをお願いをしてまいりたいと考えております。 また、水路の整備につきましては、ただいま話にありました民間開発によっての整備というものもあろうかとは思いますが、先日、片岡2区の行政区長さんから水路の整備の申請書提出がありました。市としては、限られた予算の中での執行ということになってしまいますが、申請いただきましたので、その優先順位、これを見きわめながら整備のほうを検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) 周辺の畑なんかは作物も臭くて食べられないという話なんで、やっぱり時間はわかるんですけれども、優先順位もわかるんですけれども、優先順位は一番高いんじゃないかと思います。においがしたりとか、それから作物が食べられないとか、そういうのは一刻も早く手をつけていただいて、近隣の住民の皆さんに迷惑のかからないような形にしていただきたいというふうにお願いをしておきます。 それと、片岡公民館のところから流れているわけなんですけれども、この片岡公民館はもう40年以上たちますよね。ですけれども、国道が4車線になりまして入りづらいとかいろいろそういうお話も聞きますけれども、借地の上に建っているということなんですけれども、今後どういうふうに所持していくのか、将来、そこら辺ちょっとお聞かせいただけますか。 ○議長(和田安司) 櫻井議員の再質問に対し、答弁を求めます。 三堂地陽一総務課長。 ◎総務課長(三堂地陽一) ただいまの片岡公民館の今後の方針、これについてお答えをいたします。 片岡公民館につきましては、昨年度、平成29年度に策定をいたしました公共施設再配置計画、こちらの計画では複合化、近隣の公共施設との複合化という計画でございます。議員からご指摘のとおり、借地、ほとんどが借地の上に建っているということもあり、今後個別計画、それぞれの施設等をどういうふうにしていくかという具体的な個別計画を策定いたしますので、その中で検討して複合化ということで、複合化となれば機能複合ですので建てかえ等になるかとは思いますが、そういったことで計画をしております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 櫻井惠二議員。 ◆3番(櫻井惠二) それで、やっぱり今さっき駅東口の道路についてご質問させていただきましたけれども、国道4号ができたばかりだからということで、なかなかそれにとりつけるには難しいというお話でした。しかし、こういうその片岡、水路を直したりいろいろやっているうちに、もう10年やそこら、あっという間にたってしまいますから、計画は何も公にしなくても結構ですけれども、庁内でそれなりにタイムラグがないようにいくように計画していただくというのも一つではないかなというふうに思います。 あっという間に1年、2年、こういう問題、それから土地の問題なんていうのは過ぎます。ですから、過ぎちゃって、また初めから始まるというのではなくて、やっぱり執行部のほうで、極論を言っちゃえば今、仮想通貨がございますけれども、仮想でもいいと思うんですよね。それが共有できればやっぱりお金もかからないし、そして時間を詰めるには物すごくいいことだと思うんです。ぜひこの片岡の再開発も仮想で結構ですし、進めていただいて、必ず思えば実現に向かっていくんではないかというふうに思っております。ぜひよろしくお願いしたいと思います。 最後に、今言ったことなんですけれども、泉地区のスマートインターにしても矢板駅の西口周辺、それから片岡の東口周辺、民間が出てきやすいような呼び水、矢板地域全部を一遍に何かをしてもらうというのは難しいと思うんですよね。各地域で交通の要所であるとか、そういうものを利用したこれから先に利用できる地域を、各地域に1カ所、駅の周辺、それからインターの周辺にしても考えていただいて、スムーズにその計画というか施策を、民間が来ていただくその呼び水となるような計画を打って、適材適所で打っていただきたいというふうに思います。 これをもちまして私の質問を終わりとさせていただきます。 ○議長(和田安司) 暫時休憩いたします。 再開は午前10時50分といたします。              午前10時40分 休憩---------------------------------------              午前10時50分 再開 ○議長(和田安司) ただいまから会議を再開いたします。--------------------------------------- △一般質問続行 ○議長(和田安司) 一般質問を続行いたします。 1番、高瀬由子議員。          〔1番高瀬由子議員登壇〕 ◆1番(高瀬由子) 皆様、おはようございます。 本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。 議長より発言の許可を受けましたので、通告に従い質問いたします。 「本物の出会い栃木」デスティネーションキャンペーン本番を迎え、吉永小百合CMの雲巌寺では長蛇の列、ゴールデンウイーク中とその直前、テレビ、新聞、雑誌で矢板市が複数回紹介され、とちぎ旅ネットのアクセスランキングナンバーワンは矢板市のおしらじの滝でした。HAPPY HAPPOのアクセス件数は、前年度比2.3倍増の1万7,784件でした。つつじまつりと同時開催された軽トラ市の来場者数は、昨年より5,000人増の約2万人、それらと同時開催され、沢観音寺での矢板東中学、高校の書道部の子供たちによる書道パフォーマンスを含んだ「駅からハイキング」参加者は100人増の260人でした。ボランティアの方々と関係部門部長、課長、職員の皆さんによる、まさに官民連携の好結果となりました。 テレビで紹介されたことにより、市民の皆さんの意識が「どうせ矢板は」から「矢板でも何かできる」、「何かやってみよう」とプラス思考に変わっていくのを強く感じました。国土交通省によるデスティネーションキャンペーン、おしらじの滝までの県道も整備されました。機運が高まっている今だからこそできることを提案していきます。 今回は1、アフターDC、2、禁煙に対する取り組み、3、施策提案制度と表彰制度、4、写真コンクールによるまちおこし、5、エコモデルハウスの有効活用について伺います。 1、アフターDC「魅力ある矢板」PR。 (1)おしらじの滝を含んだハイキングコースの設定について。 おしらじの滝ややいたブランド品がテレビ放送された翌日、道の駅やいたにあった八方ヶ原の地図と放送された商品がなくなったと伺っています。現在、市内でおしらじの滝の名のついたものはおしらじうどんだけですが、テレビで約90秒間放映されただけで、ゴールデンウイーク中は大盛況だったそうです。山ボーイ、山ガールがはやり、美しいものとおいしいものがあれば、平日でも人が動きます。やいた応援大使の方々に八方ヶ原周辺地域とやいたブランド品や銘品などを発信していただければ、確実に集客につながるでしょう。 来年のアフターDCはテレビや全国JR主要駅掲出のDC5連張りポスターで紹介され、ネットでもブレイクしているおしらじの滝を含んだハイキングコースを八方ヶ原のツツジ最盛期に合わせて設定してはいかがでしょうか。 以上で壇上での質問を終わらせていただきます。 ○議長(和田安司) 1番、高瀬由子議員の質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。          〔村上治良商工観光課長登壇〕 ◎商工観光課長村上治良) 高瀬議員のおしらじの滝を含んだハイキングコースの設定についてのご質問にお答えいたします。 おしらじの滝につきましては、昨年度実施したプレデスティネーションキャンペーンにて新たな観光素材として栃木県観光物産協会のとちぎ旅ネットに掲載したところ、インターネットアクセス件数が現在に至るまで常に上位にランキングされているところです。 また、HAPPY HAPPOプロジェクトのホームページでも前年度同じ時期の比較では、約2.3倍のアクセス件数があったところでございます。議員ご提案のおしらじの滝を含んだハイキングコースの設定についてでありますが、八方ヶ原周遊マップ等に掲載されているような遊歩道コースになるまでには、山の起伏や安全性の確認など関係機関等と十分に調整を行う必要がありますので、早急にルートを設定することは難しいと考えております。 しかしながら、一般の観光客に対しましては、昨年度に林野庁及び環境省との協議を行い、県道塩原矢板線のチェーン着脱所からおしらじの滝への遊歩道を整備し、今年度には滝の入り口に案内看板の設置を行うなど、さらなる誘客を図ったところであります。 おしらじの滝は、これからますます観光スポットとして注目を浴びるところでもありますので、八方ヶ原のツツジなどの観光資源と連携をしながら、魅力ある矢板のPRに取り組んでまいりますので、議員各位におかれましてもご支援、ご協力をお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問させていただきます。 おしらじの滝が、多分初めてテレビで紹介されたというのが、私が知っている範囲で3年前です。一昨年の一般質問で私のほうでも述べさせていただきましたけれども、おしらじの滝の滝底が非常にきれいで、今ブレイクしている北海道の青い池と同じ感じなんです。あちこちの表紙になったり、それからブログの案内にも使われている青い池なんです。それなので、おしらじの滝というのを矢板のものだということで、どんどん出していただきたいんですが、ハイキングコースに関しては、多分山の駅で出しているオムーチェさんがつくったハイキングコースがあるかと思うんですが、それは今どのように周知されているんでしょうか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) ただいまの再質問にお答えいたします。 山の駅に置いてあるハイキングコースマップ等につきましては、今商工観光課のほうでこのツツジの時期、送迎バス等で山の駅に行っておりまして、そこでハイカーの皆様に配布をされております。 それで、おしらじの滝についてですが、少しほかのハイキングコースとちょっと違って、ちょっと1カ所離れてしまっている滝なものですから、ご質問いただいた点ですが、なかなか早急には難しいという答えになってしまいましたけれども、山の駅に置いてあるハイキングコースマップ等につきましては、ハイカーの皆様ご活用いただいて、ご好評をいただいているというところでございますので、引き続きPRは続けてまいります。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) ハイキングというと多分ずっと歩き続けなければならないという考え方だと、多分そのような答弁になってしまうかと思うんですけれども、途中大変なところは車で移動して、そしてそこからハイキングということもあり得ると思うんです。 それで今、ハイキングはお子さんでも軽くできるところもありますし、あと、おじいちゃん、おばあちゃんたちがお孫さんを連れて歩くというのは、両者にとって非常にいいことだと思いますので、ぜひどんどん周知していただいて、たしかマップのほうもおしらじの滝がどこにあるか小さくて見えないというのもあるので、ぜひ今度つくられるときには大きな写真入りのものにしていただいて、誰でもここにありますよとわかるというふうにしていただきたいと思います。今、本当に矢板の予算を使わなくて、国土交通省がどんどんやってくださる、それからJRのほうでもパンフレットを置いてくださる、そういう状況が来年までになってくると思いますので、本当に今やらないと後でというのではできないので、よろしくお願いしたいと思います。 では、次の質問に入らせていただきます。 (2)片岡駅発「駅からハイキング」について。 JR東日本が重点的に売り出しているビューフォレストや栃木県住宅供給公社のつつじが丘ニュータウン、コリーナ矢板の最寄り駅は片岡駅です。今後のJR始発・終電交渉のためにも、定住促進PRのためにも、片岡駅を駅からハイキングのコースに入れるべきです。片岡駅のツツジ最盛期に商店街のある片岡駅東口と矢板文化会館などのマルシェやイチゴ狩り、温泉巡りなどの体験イベントを組み合わせて、道の駅から矢板商店街を通り、長峰公園のツツジも満喫できるコースを設定してはいかがでしょうか。片岡と矢板、両方の商店街の活性化につながると思いますが当局の意向を伺います。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員の質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。          〔村上治良商工観光課長登壇〕 ◎商工観光課長村上治良) 片岡駅から矢板駅までの駅からハイキングコースについてのご質問にお答えいたします。 駅からハイキングとは、JR東日本による沿線各地の情報発信や観光誘客の促進、地元観光資源の発掘等を目的に地元自治体関係者等とともに実施している事業であります。矢板市では、平成16年度から今年度までに16回開催しており、約5,500名を超える方から参加いただいたところでございます。その中で、片岡駅発着の実績といたしましては、平成27年4月に片岡駅の橋上駅舎オープンに合わせて片岡駅から大槻方面に向かうコースで開催したのみとなっております。 議員ご提案の片岡駅から矢板駅を結ぶコース案でございますが、県内のほかのコース実績でも、同じ駅の発着コースのみではなく、駅から駅を結ぶコースで開催されている実績がありますので、魅力ある立ち寄りスポットである観光資源、イベントなどを組み合わせることにより、開催が可能になってくるものと考えております。 来年度の事業につきましては、例年JR東日本から事業開催の約半年前に各自治体に募集がある予定となっております。矢板市といたしましては、これから実施計画書を作成し、事業内容について検討してまいりますので、駅からハイキングのテーマやコースの設定、おもてなし等も含めた企画案の一つとして片岡と矢板、両方の商店街の活性化にもつながるよう、議員ご提案の体験イベントなど加えていけたらと考えております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問させていただきます。 ことしの駅からハイキングというコースは、矢板駅から、そしてまた矢板駅に戻ってくるコースだったんですけれども、矢板市と同時開催のコースがパンフレットの中で59ありました。DC本番の栃木県の中では3つ、ほかに佐野市と鹿沼市がありました。そういった中で、ことし、去年はお米もプレゼントしたので結構たくさん集まったという話を聞きました。でも、ことしはプレゼント全くなかったわけですけれども、昨年度より100人多かったということで、そういったことについてどうしてそのようにふえたのか、観光課の方々が一生懸命頑張ってくださったと思うんですけれども、どのように分析していらっしゃいますか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) ただいまの今年度増加した要因といいますか、そちらにつきましての再質問にお答えいたします。 JR東日本からは、まだ今年度開催いたしました実績報告書的な開催概況報告書というものが提出されてきておりません。その中でお客様の声などを把握しているものですから、そちらが提出されますとお客様の声などを把握できてくるということでございます。 今年度につきましては、駅からハイキングの参加者のうち、総数は260名参加されておりますが、5月6日のみで212名、約81.5%、8割、その日に集中して参加していただいていたということもありまして、これにつきましては、つつじまつりと軽トラ市の同時開催が大きく功を奏したものと捉えているところでございます。 以上になります。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問させていただきます。 やはりたくさんのコースがある中で矢板市を選んでいただくということは、普通にコースをつくっただけではなかなか難しいかと思います。それでことしはいろいろなボランティアの方がお手伝いをしてくれて同時開催をしたということが大きな要因だということが出てきましたけれども、片岡地区については自転車レースとか子ども会の行事とか、あとマラソンとかいろいろ、あと発動機ですか、片岡の皆さんが非常にまちおこしのために頑張ってくださっている、そういった方々もいらっしゃいますので、駅からハイキングについてもそういった方のご協力を仰ぐということについてどう考えていらっしゃいますか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) ただいまのご質問にお答えいたします。 今後、駅からハイキングコース企画案を練っていく段階でございますので、その中で片岡地区の皆様、また催しを開催されている関係者の皆様とこれから、駅からハイキングのコースの中にスポットを設けてまいりますので、そういう中で今回の澤観音寺で行われた書道パフォーマンスというのが大きくスポットありましたけれども、そういうイベント等、片岡地区で行う場合は、そういうイベントと組み合わせるというのが非常に有効になってくるものと考えておりますので、今後またご協力をいただければと思っております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) デスティネーションキャンペーンというのは観光のためにあるわけではなく、私も再々、今までも申し上げておりますが、最終的には定住促進で矢板を知っていただいて矢板に住んでいただくということだと思います。それでまずは、矢板に住んでいる人が矢板に住んでよかったと思えるようなこと、それを駅からハイキングといって全国的に知られているイベントを使ってそういう意識を持っていただくということが大切だと思います。そして自分たちがそのイベントをやっているんだということによって、やはりそれが生きがいづくりにもなりますし、全てにうまくいっていくと思いますので、アフターDCも最後の機会になりますので、いろいろなアイデアを課とか部とか関係なく出していただいて、盛り上げていっていただきたいと思います。今回、連休中、本当に執行部の皆さん、部長さん、課長さんが毎日休日出勤してくださって頑張っている姿を市民の皆さんも見ていると思うんです。ですので、市民の皆さん、本当に協力してくださると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 では、次に行きます。 2、禁煙に対する取り組み「子どもと環境にやさしい矢板」PR。 5月31日は、世界禁煙デーでした。そして現在、世界禁煙週間です。2020年のオリンピック、国際化や仕事能率アップに向けて、禁煙に対する取り組みを強化している会社や自治体がふえています。たばこの煙には3大有害物質であるニコチン、タール、一酸化炭素のほかにも70種類以上の発がん性物質が含まれています。米国モンタナ州ヘレナ市では、受動喫煙防止条例を施行後、6カ月間で急性心筋梗塞の入院患者が40%減少しました。その後、条例が廃止されると、入院患者が再び増大しました。 2016年8月には国立がん研究センターより、受動喫煙による日本人の肺がんリスクは約1.3倍になることが発表され、受動喫煙のリスクは科学的にも証明されています。2017年5月31日の世界禁煙デーに厚生労働省研究班は、日本では年間に1万5,000人が受動喫煙により死亡しているという推計を発表しました。これは交通事故による年間死亡者数、約4,000人の4倍近くに相当する数です。日本の受動喫煙防止対策のおくれを露呈した形となっています。矢板市は今年度、健康ポイント制度を施行しました。医療費削減につながる適切な施策でありますが、禁煙項目も追加したほうが効果的であることは明確です。 矢板市の健康診断受診者における喫煙率は、国や県より高くなっています。健康診断受診者や健康ポイント制度加入希望者は、健康に対する意識の高い方々です。まずはそういった方々に禁煙に対して取り組んでいただきたいと思います。矢板市は環境都市宣言を行っています。禁煙に対する取り組みを周知することで子どもと環境にやさしい矢板をPRできると考えています。 受動喫煙が問題視されている昨今、健康ポイント制度に禁煙項目を加えることについての考えをお伺いします。 ○議長(和田安司) 1番、高瀬由子議員の質問に対し、答弁を求めます。 細川智弘健康増進課長。          〔細川智弘健康増進課長登壇〕 ◎健康増進課長(細川智弘) 禁煙に対するご質問にお答えします。 喫煙はがんや循環器疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、これをCOPDと言いますが、このような生活習慣病の危険因子となることから、喫煙による健康への被害を理解していただくこと、また望まない受動喫煙をなくすことが重要であり、たばこは、健康増進計画「第2期すこやか矢板21」の分野別施策としております。 喫煙者の減少及び受動喫煙防止の具体的な対策としましては、現在、健診結果説明会及び健康まつりにおいてパンフレット等を利用して、周知、啓発を行うとともに、5月31日から6月6日までは禁煙週間となっておりますので、ポスター掲示やホームページ及び「やいこみゅ」を利用しての啓発活動も行っております。 また、5月25日開催の矢板市自治公民館連絡協議会総会において、自治公民館の建物内禁煙ポスターの掲示をお願いしたところでございます。 そこで、健康ポイント事業に禁煙項目を加え、喫煙率の減少につなげるというご提案ですが、今年度実施するやいた健康ポイント事業は、歩いた歩数の数や健診の受診、健康関連教室の参加などにより実績に応じてポイントが付与される仕組みであり、禁煙に関しましては、喫煙・非喫煙の事実確認が難しく、自己申告となってしまうため、健康ポイント事業の仕組みに合わないと思いますので、禁煙項目を加えることは考えておりません。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問させていただきます。 今、禁煙に対する取り組みをたくさんしてくださっているということで非常にうれしく思います。健康ポイントの制度については実績に応じたポイントでということで、禁煙に対する項目は難しいということでしたが、まず健康ポイント制度の目的というのと目標について詳しく伺いたいと思います。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 細川智弘健康増進課長。 ◎健康増進課長(細川智弘) 再質問にお答えします。 やいた健康ポイント事業は、先ほど申し上げたとおり、歩いた歩数、健診の受診、健康教室などの参加、そのような実績に応じてポイントが付与されるという仕組みでご説明申し上げたところでございますが、そのポイントに応じまして、市内の商店などで使用できる商品券にかえることができるというような仕組みになってございます。 このようなインセンティブを与えることで、さらなる健康意識の向上、今まで余り健康に関心がなかった方、いわゆる健康無関心層に対しまして、運動習慣などの健康づくり活動に取り組むようアプローチを行うということを目的としております。そして、最終的な目標、これは健康増進計画にある健康寿命を延ばすことでございます。 以上です。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問させていただきます。 ただいま目的についてですが、健康に関心のなかった方に運動に対する意識を持っていただくというふうなことがありましたが、例えば禁煙に対する意識のなかった方に禁煙に対する考えを持っていただくという考え方はできないでしょうか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 細川智弘健康増進課長。 ◎健康増進課長(細川智弘) 再質問にお答えいたします。 禁煙の関心のなかった方に禁煙の関心を持っていただくというようなご質問でございますが、例えば数百円もするたばこを毎日、または2日に1箱買う方が健康ポイント事業のたばこを吸わないということに対しまして、50ポイントとか100ポイント付与されるということになってもたばこを買わなくなるのかという点に対しましては、疑問でございます。やはり事業効果が期待できないのは取り組まないということでございますので、やはり禁煙に対する項目は健康ポイントには合わないと考えてございます。 以上です。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 先ほどの目標に健康寿命を延ばすことというのがありましたけれども、それが目標であればその一番の要因となっているのが今たばこであって、二、三日前のテレビでも言っていましたけれども、日本人の死亡第1位はがんであり、男性の第1位は肺がんなんですね。健康寿命と考えた場合に、そういった考え方はいかがでしょうか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 細川智弘健康増進課長。 ◎健康増進課長(細川智弘) まず、喫煙率の減少というふうなことでございますと、たばこをやめたい方の支援を考えていく、こちらのほうが効果的であると私は考えております。 以上です。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 禁煙について考えてくださっているということで、それはうれしく思います。 それで、例えばこれからの課題になっていくかと思いますけれども、禁煙に対して禁煙しているかどうかというのを判断するのが難しいというのがありましたけれども、ニコチン依存度チェックということを横浜市健康福祉局などでもやっておりまして、6つの質問に対して点をつけていって、そしてそれに対する結果を判定した後に禁煙対策についてどのようなやり方が適しているかというアドバイスを行うというのもありますので、そちらも考えていただきたいところなんですが、実際に禁煙しているかどうかをチェックするようなそういった喫煙の検査というのも実際にはあるんです。そういった喫煙の検査もできますので、健康ポイント制度にはそぐわないという考え方もありますけれども、目標が健康寿命の増進であれば、いずれかはそういったことに取り組んでいただいて、実際にどのぐらいの効果があるかということも考えていかなければいけませんが、矢板市がいち早くそういったことにも取り組んでいるというPRにもなりますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 次に行きます。 3、施策提案制度と表彰制度、市民力・職員力アップ「◯◯さんのまちづくり」。 平成16年4月に1市4町3村が合併した広島県三次市に視察に行ってきました。三次市では、平成16年合併後、翌年から住民組織の準備、設立が始まり、平成18年には三次市まち・ゆめ基本条例が制定され、協働のまちづくり、市民参加のまちづくり、情報の共有と公開の3原則をもとに、市民と市議会及び市がお互いに理解を深め、信頼し合う関係をつくり、協働して取り組むまちづくりを目指しています。 市の人口は現在5万3,000人、400人から1万人までの19の住民自治組織に分かれています。そして、それぞれに地域まちづくりビジョンが制定されています。これらは、みんなが幸せに生き生きと暮らしていけるよう、地域の夢や将来像、地域資源を活用した活性化、地域が抱える課題について実現可能なプランを地域住民がみずから考え、地域内合意を行い、策定した地域版総合計画です。 市からは、自治活動支援交付金が活動費として交付され、地域力向上支援事業も補助金によって市から助成されるといった、まさに地方創生の縮図です。それぞれの自治組織が必要に応じて株式会社や合同会社、有限会社、NPO法人を立ち上げ、観光・農業支援による地域振興活動を行っています。人・物・金の3つの特徴を生かし、10年後の次のステージに合わせ、一歩進めた地域づくりのあり方に挑戦しているのです。自家用有償運送や高齢者冬季限定宿泊施設、既存住宅のリフォーム、農産レストランなど矢板市農村地区において応用できる事業が幾つもあります。 矢板市でも今年度より、矢板創生推進交付金として自立性のある行政事業を対象に、1年度につき最大50万円、3年間で最大100万円の助成を行い、持続可能な地域づくりを推進することを3月議決しました。矢板市まち・ひと・しごと創生総合戦略と未来づくり懇談会の集大成ともいえるこの事業の先進事例として、三次市の取り組みを積極的に参照したいものです。 そして、効果の上がった行政区の取り組みや個人のアイデアを施策提案していただき、採用されたものは、◯◯さん、もしくは◯◯地区のまちづくとして表彰し、矢板市全体に周知していくことで市民の皆さんの意識向上と市民力アップにつながるでしょう。 矢板市役所においては、職員から施策提案制度がありますので、同様に周知させ、個人もしくは課の提案と取り組みに対する表彰があれば、職員力アップにつなげることが可能です。最少の予算で最大の効果を生む施策提案が増加することでしょう。 市民や市職員の皆さんに所属団体、所属課を超えて施策提案していただき、採用されたものは表彰し、広報やいた、やいこみゅなどで周知して、まちづくりを推進することについて、当局の見解を伺います。 ○議長(和田安司) 1番、高瀬由子議員の質問に対し、答弁を求めます。 横塚順一総合政策部長。          〔横塚順一総合政策部長登壇〕 ◎総合政策部長(横塚順一) 施策提案制度と表彰制度についてのご質問にお答えをいたします。 ただいま議員からお示しいただいた広島県三次市のように、近年地域住民が主体となって地域の課題解決に取り組む事例が増加しつつあります。矢板市におきましても、持続可能な地域づくりのため、本年度から矢板創生推進交付金制度を創設し、自主的かつ先駆的な地域づくりを進める行政区に対して、その取り組みを支援していくこととしております。 この制度につきましては、広報やいたなどを通じて継続的に取り上げ、取り組みにかかわる方のシビックプライドを醸成するとともに、他の地域の参考となるよう、積極的に周知を図ってまいります。 また、平成23年度に制定した矢板市まちづくり基本条例においても、市は多様な方法を用いて市民の意見や提案を求め、これを行政の運営に反映するよう努めますとされておりますように、市の施策に対しご提言をいただくため、さまざまな広聴事業に取り組んでおります。 平成28年度から実施した未来づくり懇談会を初め、本年度実施予定の高校生や子育て世代を対象としたやいた未来ミーティングなどの集会広聴事業や、市長への手紙、市ホームページ上での提案募集といった個人から直接ご提案をいただく個別広聴事業も実施しており、その中ですぐれたものは公表させていただくこととしております。集会広聴事業における一例を挙げますと、平成29年度に拡充をいたしました獣害対策など、市民の皆様の声が市政に反映された例も多数ございます。 以上のように、市民の皆様からより多くのご意見を集める方策の拡充に加え、積極的にまちづくりに取り組む方についても、広報やいたややいこみゅ等でスポットを当てるなど、市民の皆様から広報・広聴事業に取り組んでまいります。 市職員の提案制度については、平成18年度から業務改善の提案を募集し、優秀なものは表彰するという職員提案制度を実施しております。これまでの実績としては、市のイメージキャラクターであります「ともなりくん」の活用など、市民の皆様に見える施策もございました。また、特に改善実績などのすぐれたものについては、市のホームページ等に掲載し、広く公表することとしております。 今後とも、日常の業務内における改善や提案はもちろんのこと、所属を超えた施策提案がなされますよう、活発な組織づくりに邁進してまいります。 以上であります。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問をさせていただきます。 ただいまの部長の答弁を聞きまして、矢板はもうこれからどんどんよくなっていくなと、そういう気がしておりますけれども、その中で、やいた未来ミーティングということが出てきましたけれども、今決まっていることだけでも結構ですので、もし決まっていることがありましたら、お教えください。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 沼野晋一秘書広報課長。 ◎秘書広報課長(沼野晋一) やいた未来ミーティングについての再質問にお答えいたします。 現在、まだ詳細については決まっておりませんけれども、昨年度まで実施しておりました未来づくり懇談会の後継事業といたしまして、今回は子育て世代とか高校生とか、そういったターゲットを絞って、そちらのほうに関連した事項で、その皆様方と意見交換、ご意見等をいただいていくようなことで今考えているところでございます。詳細については今後詰めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) やはり生活していくのに女性の力というのは非常に大切で、子育て世帯、特に女性がどのようなことを望んでいるか、それから一緒に生活する男性ももちろんなんですが、そういった方がどういうことであれば矢板で働きやすいのかとか、いろんな考え方が伺えるので、とてもよいことだと思いますので、どんどん進めていきたいと思います。 再質問させていただくのは、先ほどの今年度から始まります矢板創生推進交付金についてでございますけれども、こういったものを申請するに当たって、非常に難しいいろいろな問題があるかと思いますが、行政区で最も費用対効果を高めるために、どういったことを考えていくかということがそれぞれ行われていくはずですけれども、それは交付金の決定については、どのような方法で決定していくんでしょうか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 室井隆朗総合政策課長。 ◎総合政策課長(室井隆朗) 高瀬議員の再質問にお答えをいたします。 矢板創生推進交付金につきましては、その決定の方法ということでございますが、まず庁議メンバーとそれに加えまして、外部の有識者2名を加えて決定をしていくということでございます。また、その委員会の前に事務局のほうである程度、審査といいますか、その辺を精査をしてから委員会にかけるというような形で持っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) これは要望になりますが、行政区によってはそういった申請書とかをつくりなれていない方ばかりの行政区もありますので、申請書をつくるに当たって、もしくはそういった事業を考えるに当たって、窓口でいろいろな相談を受けるような、そういうふうなこともやっていただきたいと思います。そして、皆さんが本当にこういったことをやってよかった、矢板に住んでよかったというまちづくりが実現できるように期待をしまして、次に行きます。 4、写真コンクールによるまちおこし「訪れたい矢板へ」。 昨年の矢板市写真コンクール入賞作品がエコモデルハウスで展示され、多くの人が訪れました。受賞者、家族、友人を誘って訪れますし、観光客が次の目的地を選ぶため、交流人口増となり、大変効果的なやり方です。花火大会に特化した写真コンクールで観光客数が増加した自治体もあると写真評論家の方から伺いました。ネット上には、スマホのフォト情報もあり、募集要項や商品が一覧表になっています。 埼玉県ときがわ町では、アートで町を応援する祭り「あーときがわ」の開催を記念して「あーときがわフォトコンテスト」を開催しています。応募できるのはイベント期間中に会場とその周辺で撮影された写真で、応募はフェイスブック、インスタグラム、ツイッターからです。どなたでも気軽に応募できるようスマホの部を設け、ポスター、チラシにQRコードをつけ、その場でも後日でも自由に発信していただくことで矢板のイベント周知と次年度の集客につながることでしょう。 毎年恒例の写真コンクールに花火大会の部、祭りの部、スマホの部などを設けて集客することについて、当局の意向を伺います。 ○議長(和田安司) 1番、高瀬由子議員の質問に対し、答弁を求めます。 齋藤淳一郎市長。          〔齋藤淳一郎市長登壇〕 ◎市長(齋藤淳一郎) 写真コンクールによるまちおこしについてのご質問にお答えいたします。 「やいたの四季」観光写真コンテストにつきましては、矢板市内の四季折々の名所、観光行事等をプロやアマチュアを問わず、多くの方々に撮影していただいたものを市や観光協会などで作成するパンフレットやポスターなどを本市のPRを行うための素材として使用するために始められたもので、昨年度までに36回開催しております。 募集作品のテーマにつきましては、市内の観光名所や四季折々の風景、イベント風景など、テーマを絞らず自由としており、撮影される方がよいと思うものを表現していただいております。 議員ご提案の花火大会の部や祭りの部などテーマを絞り込んでの募集の仕方も一つの方法かと思いますが、応募される方がさまざまな視点で撮影を行っていただくことで、私どもも把握していない矢板市の隠れた名所やすばらしさを発見し、矢板市の新たなPRの素材となる可能性もございます。撮影される方が表現してみたいと思うテーマを大切にするとともに、自由テーマが本コンクールの特色であると考えておりますので、今後も現行のスタイルで実施をしてまいります。 また、スマホの部につきましては、スマートフォンに内蔵されたカメラを利用することで手軽に撮影することは可能でございますが、撮影された写真がスマートフォンで撮影されたものと特定することが困難である点や本コンテストの提出方法がプリントした四つ切り写真としていることから、画素数や解像度が不足することが考えられます。 さらに、インスタグラムなどのSNSを活用して応募を行うためには、SNSにアップロードできる写真の解像度に制約があることから、たとえよい写真であっても解像度が不足してしまうため、ポスターなどに二次利用することは困難となりますので、本コンテストへの部門新設は考えておりません。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) それでは、再質問させていただきます。 コンクール、36回続いているということですが、このコンクールの目的というのは当初からずっと同じなんでしょうか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 沼野晋一秘書広報課長。 ◎秘書広報課長(沼野晋一) コンクールの目的についてのご質問にお答えいたしたいと思います。 当初、そういう目的で、先ほど答弁した目的で始められたというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問させていただきます。 目的が36年間ずっと一緒だったということになりますね。それはそれで古い時代をしっかり守ってずっとやってきたということですばらしいと思いますし、写真コンクール自体はレベルも非常に上がっていて、1枚1枚が本当にすばらしい作品であると思います。そして、それを見に来る方もいて、あとは見に来る方が必ずどなたか連れて来てくださいます。それで集客にもなっています。あとは、残念ながら選ばれなかった方もどんな作品があるのかなと見ているようです。非常にたくさんの方が興味を持っています。 ただ、目的とか目標というものは時代によって変わっていっていいものではないかと思うんですけれども、そういったことに関してはどうお考えでしょうか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 沼野晋一秘書広報課長。 ◎秘書広報課長(沼野晋一) 目的のほうですけれども、時代に合わせて変えていってはどうかというお話がございましたが、現在のところは先ほども答弁のほうにありましたように、写真コンテストで応募された作品で、こちらのほうを利用いたしまして矢板市のPRに活用するということを目的としておりますので、現在のところは目的を変えるつもりはないということでございます。 今後、そういった目的等が変わるようなことがあれば、当然検討していくということはありますけれども、現在のところは変えるつもりはないということで考えております。 以上です。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 今回、写真展でたしかデスティネーションキャンペーンに合わせて、JRの車両とかそれが入った鉄道の部というのを設けたかと思うんです。目的はすぐに変えられないかもしれないですけれども、そういった特化したテーマを設けることでそういったことに興味がある方がさらにすばらしい作品を送ってくださるということも考えられると思いますが、そういうことに関してはどういうふうに考えていますか。
    ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 沼野晋一秘書広報課長。 ◎秘書広報課長(沼野晋一) 今回、鉄道部門ということで写真コンテストにそういった部門もあったということでございますけれども、基本的には先ほど申し上げましたとおり、本市のPRを行うための素材として使えるということが目的ということでやっておるんですけれども、こちらのほう、デスティネーションキャンペーンということで限られた期間、特別な場合でありまして、そういった特別な機会があれば、基本的なところは変わらないというところで、特別なことがあれば特別にそういった部門も設けるということはあり得るということで考えておりまして、基本姿勢は崩さないという考えであります。 以上です。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 先ほど伺った目的が本市のPRということですので、本市のPRがどういったものが適切なのかということをよく検討していただいて、故きを温ねて新しきを知るという言葉もありますので、古いものは古いものでそれをなくせというものではなくて、さらにどなたでも誰にでも簡単に参加できるような新しい部門もどんどん検討していっていただいて、矢板市にとりあえずたくさんの方が来ていただくことが目的だと思いますので、その方法をこれからどんどん探っていっていただきたいと思います。 では、次に行きます。 5、エコモデルの有効活用、「訪れたい矢板」から「住みやすい矢板」へ。 ボランティアの方々のさまざまな取り組みにより、全国20カ所のエコモデルハウス中、矢板市エコモデルハウスは入場者数日本一を独走中です。写真や書道、絵の展示会を楽しみにいらっしゃる芸術愛好家もふえています。一方、ボランティアの方々が親切丁寧に説明してくださるために、建築関係者や新築予定者の入場者やリピーターも多いのです。 エコモデルハウスは、ほぼ矢板市内の木材を使用し、市内の建築業者によって建造され、その技術を認定表彰されました。エコモデルハウスの展示会の際は、必ず「くらしのびのび定住促進」や矢板市施策紹介の展示も行われてきました。どんなにすばらしい建物でも、興味がなければ入っていただくことさえできません。1年前に環境省に問い合わせたところ、本来の目的を妨げない範囲での使用はオーケーということでしたので、入場者数日本一に至るまでの手法は正当であることになります。 さらに、達成後、その目的である地域を交えながらの新たなきずなづくりにかなり貢献していることになります。 矢板市では、今年度より新たな定住促進事業として地元産材使用、地元業者利用による補助金上乗せを行います。栃木県住宅供給公社により紹介者報奨金10万円が支払われるつつじが丘ニュータウンがあります。さまざまな住宅会社により住みやすくつくられている「ゆりかごから墓場まで」の木幡北山住宅地も人気です。力強いやいた応援大使も14人いらっしゃいます。 これらを受けてエコモデルハウスのコンセプト「地域ブランド化につながるモデルハウスの整備」と「道の駅との協働によるエコハウスの普及促進」のときです。 DCやテレビ放映、新聞などで、矢板の名前が知られた今こそ、矢板のよさとエコモデルハウスのよさを体験していただく絶好のチャンスです。目先の採算にとらわれず、10年後を見据え、建築関係者や新築希望者、移住希望者の方々にも訪れていただけるような魅力あるイベントも付加しながら、交流人口をふやして定住につなげていくべきです。 見学者に建築関係者や新築希望者も多いエコモデルハウスで、住宅説明会や里山体験宿泊会を開催周知して、定住促進を図ることについて伺います。 ○議長(和田安司) 1番、高瀬由子議員の質問に対し、答弁を求めます。 小瀧新平くらし安全環境課長。          〔小瀧新平くらし安全環境課長登壇〕 ◎くらし安全環境課長(小瀧新平) エコモデルハウスの有効活用についてお答えいたします。 矢板市道の駅エコモデルハウスは、オープン当初から現在まで日本の木造建築を考える講座や建築関係者等がリフォームや新築を考えている方を対象とし、エコモデルハウスの機能や設計についての説明会を開催し、個別相談を実施してきました。 また、家庭での二酸化炭素の削減に関する知識や技術を学び、より興味、関心を持っていただき、少しでも家庭や地域社会等で活用していただくとともに、環境にやさしい家がふえるきっかけにしていただくことを目的として宿泊体験も実施しているところです。 しかしながら、オープンから8年が経過し、東日本大震災の福島第一原子力発電所の事故を契機に、自然エネルギー等に対する考えや技術が大いに進歩したことで最先端の技術ではなくなってきていることもあり、入場者数がオープン当初と比較して大幅に減少しております。 議員ご提言の定住促進については、エコモデルハウスが環境共生地域づくり補助金で建設したものであるため、単に定住促進の目的では貸し出しや活用ができない制約があるのも現状でございます。現在、今後の施設利活用等について環境省の意見を聞きながら検討を進めているところでありますので、定住促進を含めた利活用等についてもあわせて検討し、平成31年3月末に現在の指定管理者との契約が終了する機会に合わせ、持続可能な管理運営を図ってまいります。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 再質問させていただきます。 今、持続可能な管理運営という言葉が出ましたが、現在のところ、それはどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(和田安司) 高瀬議員の再質問に対し、答弁を求めます。 小瀧新平くらし安全環境課長。 ◎くらし安全環境課長(小瀧新平) 再質問にお答えさせていただきます。 今現在、先ほどもご答弁させていただきましたように、エコモデルハウスにつきましては、利用者が当初よりも少なくなっていることもありますので、利用者増につなげるように施設の利活用について検討しているところでございまして、そういった利用者増も含めまして、なるべく経費を節減するといった方法も考えながら、持続可能な管理運営ということで担当課のほうで考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 高瀬由子議員。 ◆1番(高瀬由子) 持続可能ということで、もうつくった建物を壊すわけにはいかないんですけれども、たくさんの方が利用していただくためにどのようなことをしたらよいかということをもっと考えていただきたいと思います。 私、先ほど言いましたように、環境省のほうでも本来の目的を損なわない範囲でということで入っておりますので、本来の目的、きずなづくりということと、それからやはり地元のものを使って、それを周知して使ってくださいということで、ちょうど定住促進につながる今回の事業にも合意することになりますので、今が矢板が知られているチャンスですので、ぜひ狭いところで考えるのではなくて、矢板をもっと知っていただいて、矢板にこういういいものがあるということがわかっていただくようにしていただきたいと思います。 政策なき批判は進化発展を著しく妨げます。最大の罪は、今やるべきことをやらないことだという言葉があります。今の正しい判断が10年後の矢板を大きく左右します。子や孫が帰って来られるように、今やるべきこと、自分ができることを皆で始めていきましょう。Yes,and、全ては肯定から始まります。 以上です。 ○議長(和田安司) 暫時休憩いたします。 再開は午後1時ちょうどといたします。              午前11時49分 休憩---------------------------------------              午後1時00分 再開 ○議長(和田安司) ただいまから会議を再開いたします。--------------------------------------- △一般質問続行 ○議長(和田安司) 一般質問を続行いたします。 10番、中村久信議員。          〔10番中村久信議員登壇〕 ◆10番(中村久信) 第351回矢板市議会定例会において和田議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従って質問をいたします。 今回の質問は、1、教育環境の充実について、2、雇用・労働政策について、3、マイナンバーカードについての3項目であります。 まず、教育環境の充実についてであります。 この質問は、昨年、中村有子議員が質問いたしました働き方改革であり、ハード的なものではなくソフト的なものであります。教育現場における先生方の繁忙や繁忙感は質的な低下を招き、急速に成長する子供たちにとって悪影響を与えかねないものであります。したがって、先生方の繁忙及び繁忙感を解消することで、教育環境の質的な向上につなげ、ひいては子供たちの成長に好影響をもたらすことを意図した質問であります。 質問は3項目ありますが、1つ目として、メンタルヘルスや繁忙の実態調査について質問をいたします。 教育委員会月報によりますと、平成24年から平成28年度の5年間の精神疾患による休職者数が載っておりますが、増加傾向にあるのが15都府県であり、栃木県も毎年増加傾向にあります。 休職するまでに追い込まれると、子供たちへの悪影響のみならず、ご本人、ご家族にとってゆゆしき問題であります。また、休職に至らずとも、その予備軍も多数おいでになるのではないかと思うところであります。 そこで、メンタルヘルスや繁忙の実態調査について、当局としてはどのような調査を行い、どのように把握されているのかを答弁を求めるものであります。 ○議長(和田安司) 10番、中村久信議員の質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。          〔村上雅之教育長登壇〕 ◎教育長(村上雅之) ただいまの中村久信議員のメンタルヘルスの繁忙の実態調査についてのご質問にお答えをいたします。 平成27年12月から施行されております改正労働安全衛生法により、ストレス調査が義務化され、矢板市でも平成28年度からメンタルヘルスや繁忙の現状を含む教職員ストレス調査を実施しております。 調査方法といたしましては、公立学校共済のストレスチェック・オプションシステムを使用して、年2回実施しております。受検後は、本人へ判定結果、アドバイスを通知し、高ストレス判定者については、公立学校共済組合栃木支部による相談窓口での面接指導を利用するよう案内をしております。 また、学校へは、学校ごとの集団分析結果を通知しており、それにより現状を把握し、職場の環境改善に十分活用していると承知しております。 このように、教職員自身のストレス状態への気づきを促すとともに、職場環境の現状把握と改善を働きかけているところでございます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) 再質問させていただきます。 ストレスチェックと、その結果に基づいて、いろいろ改善を図っているという答弁をいただきました。 先ほど私が言いました教育委員会月報によりますと、全国平均で0.55%の方が精神疾患により休職されているという実態が報告されています。その率に当てはめますと、矢板市内の小学校、中学校においても、おひとり、またお二人ぐらいは、いらっしゃるのかなと、そんなふうには思うわけですが、市内の実態としてはいかがでしょうか。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に答弁を求めます。 村上雅之教育長。 ◎教育長(村上雅之) ただいまの中村久信議員の再質問についてお答えをしたいと思います。 平成27年度の全国調査によりますと、精神疾患については5,009人、それから栃木県については71人ということで、全国は63.0%です。それから、栃木県については57.3%ということでございまして、矢板市においても数名そういう者がおるということを申し上げたいと思います。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 教育長、すみません。ただいまのパーセントはその数字でよろしいでしょうか。 ◎教育長(村上雅之) 失礼しました。 今のは、言葉足らずで大変申しわけありません。全国5,009名というのは、精神疾患で、栃木県71名で、その57.3%というのは、病気休職者の中の57.3%が栃木県は精神疾患に当たっていると、そういう数でございます。申しわけありませんでした。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) 市内においても数名いらっしゃるということですので、先ほど言いましたように、実際に休職にまで追い込まれるということは本当にゆゆしき問題で、それ以前の予備軍的な方もそういうことで言えば、多くいらっしゃるんだろうというふうに思います。 そういった中で、県のほうも私の実績から数字を追うと、さっき言いました15都府県が増加傾向にあるんです。平成25年からずっと見ると。そういった中で、県と市の教育委員会として、協働に取り組んでいる事業が先ほどのいろいろなものだというふうに思いますが、改めてそういう事業ではなくて、具体的に現場に出してこういう指導をしていきましょうとか、そういったものを県と連携をしてお金が出るというようなことはございませんか。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。 ◎教育長(村上雅之) 中村久信議員の再々質問にお答えをしたいと思います。 先ほど言うように、矢板市独自ということではないんですけれども、その教職員ストレス調査というのがあって、これは市の現状を捉える非常によいシステムでして、先ほども申し上げましたけれども、校長もまた学校の集団分析をできているようになっていまして、そういう中で自分の学校はどういうふうになっているのかということが校長自身も大まかにではありますけれども、捉えているということなので、現状についてその予備軍と言われる方もいるかもしれないですが、そういうものについては、校長は十分把握しているとそんなふうに考えております。 以上です。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) そういったものを十分把握していただいて、未然にその解決に向けてぜひ取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 また、次の質問に移るわけですが、そういった管理者として、学校現場で言えば校長先生が最高の管理者になるわけですが、先生方の勤務状態の把握ということに関して言えば、当然管理者、所属長としてもそういったことを把握する必要がありますし、先生方自身も自己管理する上でまたそういった記録等も当然必要かというふうに思いますので、次にメンタルヘルス及び繁忙解消のための教職員の出退勤とか時間外勤務について、どのように管理されていくのか、お尋ねをさせていただきます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員の質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。          〔村上雅之教育長登壇〕 ◎教育長(村上雅之) 教職員の出退勤管理及び時間外勤務管理についてのご質問にお答えをしたいと思います。 教職員の学校における働き方改革が話題となっている現状でございますけれども、議員ご指摘のとおり、その状況把握のために、まずは退勤時間の実態を調査する必要があると考えているところでございます。 そのため、昨年度、市校長会で教職員各自の出退勤時間の把握についての必要性を話をさせていただきました。現在、小中学校教職員の勤務時間管理は、学校日誌の活用、学校独自の作成した様式で各自記載するなど、学校ごとの実態に合った方法で実施しているところでございます。 文部科学省による教職員勤務実態調査にありますように、教職員の平均勤務時間は増加傾向にあります。教育委員会としましては、校長会とともに矢板市独自に策定いたしました学校における健康で満足感の持てる働き方の8項目の指針に基づきまして、働き方の意識や改革を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) 再質問させていただきたいんですが、今教育長が言われたように、学校ごとにいろんな管理方法ということで行っているというふうに認識はしているんですが、昨年中村有子議員の質問のときもそういう答弁があって、さらにそこにICTとかそういったものを活用していったらどうかということがございました。今現在の、それ以降の進捗として、そういった管理状況の進捗については、どのようになっているでしょうか。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。 ◎教育長(村上雅之) それでは、中村久信議員の再質問にお答えをしたいと思います。 前回、そういうご質問をいただいているわけですけれども、ICT活用については、学校によってはそのパソコンを使った管理をしているところもございますし、表を使った管理をしているようなところもございますので、それは学校独自の方式にお任せをしているということでございます。 一部の市町では、タイムカードであるとか、いろいろなものを活用しているところもございますけれども、今のところ、矢板市としては、今の学校のやり方をそのままお願いしていると、そういうところでございます。 以上です。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) それでは、次の質問ということで、大きい1項目めの最後の質問になります。 中学校の部活動における外部人材の活用についてであります。 生徒の人数が少ない学校におきましては、教職員の在籍人数も少なく、部活においても必ずしも経験が豊かで専門的な知識を有する方の先生の指導が受けられるとは限りません。未経験の先生が顧問として指導に当たることも多いと思っています。このことは、先生方の繁忙、繁忙感を助長させるばかりではなく、生徒の力を伸ばすことに大きなマイナスとなります。 そこで、教職員をリタイアされた方や地域の方の中で、経験が豊富で専門的な指導ができる方に来ていただき、生徒の指導を行っていただくことによって、生徒の意欲も増し、力を伸ばすことにつながっていくとともに、先生方の繁忙、繁忙感の解消にもつながってまいります。 これについては、国の部活動指導員配置促進事業補助金もありますので、これらを活用した中学校における部活動の外部人材の活用について答弁を求めるものでございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員の質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。          〔村上雅之教育長登壇〕 ◎教育長(村上雅之) 部活動の外部人材の活用についてのご質問にお答えをいたします。 教員の負担軽減、多忙感解消、また部活動の質的な向上を図る上で部活動の外部人材の活用は有効であると考えております。 現在、矢板市では、県の運動部活動補助員派遣事業を活用しまして、8名の外部人材を活用しているところでございます。国の部活動指導員配置促進事業補助金につきましては、現在のところ県補助金の整備がまだ行われておりませんが、整備されますと外部人材の活用により、専門的な技術指導や競技経験のない教員への支援のほか、大会や練習試合への生徒の引率、保護者への連絡、会計管理等、部活動指導者が行うことができるようになります。 しかしながら、部活動指導者の導入に当たりましては、指導員の身分、任用、職務、勤務形態など、服務に関する規則等の整備が必要とされていることや部活動指導員に対する学校教育の部活動の位置づけ、それから教育的意義、服務の遵守等についての事前研修を行うほか、その後も定期的な研修の実施などの課題があります。 また、外部人材の確保に向けて、競技団体への働きかけを行っておりますけれども、人材の確保が難しいという状況がございます。今後、他市の導入状況などを含めて調査研究を進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) ちょっと再質問させていただきますが、国の補助金につきましては、県のほうもまだ整備がされていないということで、矢板市としても使えない状況にあるのだろうというふうには認識をしています。これについては、県とぜひ協議を進めていただきたいというふうに思うところでありますが、今、教育長の答弁の中で、今年度8名配置されているということで、たしか去年が7名だったように思うので、1名増員されたのかなというふうには認識をするんですが、まずこの質問内容は各学校の部活動の実態から見たときに、この人数というのは、その8名というのはどういうふうに教育委員会として認識されているのかをちょっとお尋ねいたします。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。 ◎教育長(村上雅之) それでは、今の中村久信議員の再質問にお答えをします。 各学校の実態としましては、部活動につきましては、専門的にその部活動のスポーツをやったことのある先生もおりますけれども、かなりの数、初めてそういうものを指導するという教員もおります。その場合に、技術指導、技能指導については、なかなか初めての場合には難しいということで、外部人材が必要となるということで、今回8名と申し上げましたけれども、その各種の競技団体にお願いをして、そういう中学校の中で技術指導がなかなか難しいという部活について、できるだけお願いをしているところですけれども、そのお願いどおりに競技団体のほうにご協力いただけない場合もございますので、その辺非常に苦渋しているところでございます。できれば、そういう指導者のいない学校には全種目入れたいというふうには思っていますけれども、現状としてはなかなか難しいということでございます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) 感覚としてまだ難しいという雰囲気はわかりましたが、その雰囲気であって、実際にどの程度の人数の方にご協力をいただかないと実際の部活動について、運営していく上でうまくいかないというふうに今、教育委員会では思われているんでしょうか。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。 ◎教育長(村上雅之) それでは、ただいまの中村久信議員の再々質問についてお答えをしたいと思います。 実際に何名がそういうものについてということについては、まだ今年度については把握しておりませんけれども、いろいろな先生がおりまして、初めての方でも一生懸命その種目になじもうとして研修会なんかに出ていて、自分で1年間の中で技術指導はできますよというような先生もおりますし、いろいろな家庭的なご事情もあって、そういう研修なんかにも出かけられないという方は、もう技術指導はもう技術指導はちょっと難しいねという方もおりますので、それについては詳細はつかんでおりませんので、つかみまして、6月に中学校長との意見交換会をやる予定になっておりますので、その中で詳細について話し合いを行う予定にしておりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) その件につきましては、ぜひお願いしたいというふうに思います。 もう一件、先ほど教育長の答弁の中で、お願いできる人、経験豊かで指導的なことができる方を競技団体にお願いしているという話がありましたので、話を伺って一番効率的かなというふうにはそこで思いましたが、競技団体以外にも、例えば地域とかその公募みたいな形で広く皆さんにそういうものを募集というか、そういう方法もあるかなというふうには思いますが、これについてはどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上雅之教育長。 ◎教育長(村上雅之) 中村議員の再質問についてお答えをしたいと思います。 実際にはどれほどの人材が必要なのかというのがまだ不十分なところが、把握していない部分がございますので、その辺、6月になりましたけれども、会議を持って、どういう教員が指導ができるか、できないかというのを把握して、その中で多人数の場合には競技団体だけにお願いするということは難しいと思いますので、その他の方法、公募等で募集するとか、ホームページでお願いをするとかという方法も今後検討してまいりたいと、こんなふうに思っています。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) ぜひ学校側の現場の状況等を見て、適切に部活動の指導が行われ、先生方の繁忙感、繁忙も減少するとともに、子供たちの力がより伸びていくように、そういったことをぜひやっていただきたいというふうに思っております。 それでは、次の質問に移ります。 次に、大きい2番目といたしまして、労働雇用政策の中小企業退職金共済制度についてであります。 働く者にとって、その過程における雇用労働条件も重要ですが、将来の安心につながる退職金も重要であります。 また、企業側から見ても、人口減少が進展する中、15歳から64歳までの生産年齢人口と言われている層も今後どんどん減少していき、働く人の確保については大きな課題になってくるものと思っております。このことは、矢板市の産業の振興にも影響してくるものと思います。 そこで、中小企業で働く皆様の退職金の制度として、国として中小企業退職金共済制度があります。一般企業向けと建設業など3業種に適用される特定制度があり、国から掛金の補助等がございます。 矢板市内には、600を超える中小企業があり、多くの企業がその制度を利用されているものと推察はしておりますが、ここで中小企業に働く者の将来の安心及び事業者の雇用確保、矢板市の産業の振興の観点から、中小企業退職金共済制度の活用条件について当局の答弁を求めます。 ○議長(和田安司) 10番、中村久信議員の質問に対し、答弁を求めます。 齋藤淳一郎市長。          〔齋藤淳一郎市長登壇〕 ◎市長(齋藤淳一郎) 雇用・労働政策についてのうち、中小企業退職金共済制度の活用状況についてのご質問にお答えをいたします。 中小企業退職金共済制度は、昭和34年に国の中小企業対策の一環として制定をされた中小企業退職金共済法に基づき設けられた制度でございます。中小企業において、単独では退職金制度を持つことが困難であるという実情を考慮して、中小企業者の相互扶助の精神と国の援助で退職金制度を確立し、これによって中小企業の従業員の福祉の増進と雇用の安定を図り、ひいては中小企業の振興と発展に寄与することを目的といたしております。 平成30年3月末における全国の中小企業退職金共済の在籍状況は、共済契約事業所数36万7,359所、被共済者数340万1,344名であります。そのうち栃木県の共済契約事業所数は5,505所、被共済者数は4万2,309名でございます。 さらに、その中で矢板市の共済契約事業所数は96所、被共済者数は654名でございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) 市長にただいま答弁いただきましたが、全国、県、矢板市の状況の数字を教えていただきましたが、矢板市におけるその加入率としては、もし把握されていればお願いしたいんですが。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) ただいまの矢板市の加入率についてのご質問にお答えいたします。 先ほど市長の答弁にもありましたように、事業所数としては96ということで、この分母のほうをとり方が幾つかございます。中村議員のご質問にございましたように、約600というようなこと、税務署の法人数で言いますと約550ぐらいということでカウントできます。また、国税対象の法人でいうと、また943ですか、ちょっと調べてきたんですが、とり方によってちょっとカウントが事業所数の把握がなかなか難しいところでございます。 また、経済センサス等の調査もございますけれども、またそちらでも数字が500を切っている400代の中小企業数ということになっておりますので、なかなかとり方、統一した数字というものはつかみづらいので、約600という議員ご質問のような数字になってくるものではないかと思われます。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) その実際の数字はなかなかつかみづらいところがあるというところは理解いたしました。 それで、入っているその会社、人数は、当然ながら、さっき市長から話がありましたようにわかっています。ということは、全体がわからなくても、多分入られていない方もいらっしゃるというふうに推測します。そういった中で、国としても、たしか年1回、こういう普及促進のキャンペーンを行っていますし、なるべく有利な制度なので、入っていただいて働く者の安心につながるように、雇用の確保につながるようにということをうたっています。 そういう中にあって、自治体、基礎自治体によっては、その加入金といいますか、掛金に対する公的な補助を行っているところもございます。栃木県内で言えば、宇都宮市、足利市、佐野市、小山市、あと県北のほうで那須塩原市、あと那須町がそういう公的補助を行っているというふうに聞いております。 この加入促進に向けて、要は矢板市も最終的には産業振興、また働く者の安心のためにということで、そういう公的補助も行っているところに鑑みて、矢板市もそういう補助制度を創設してはどうかなというふうには思いますが、それについてはどうお考えでしょうか、お願いいたします。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 村上治良商工観光課長。 ◎商工観光課長村上治良) ただいまのご質問にお答えいたします。 中小企業退職金共済制度の補助の創設についてのご質問ということについてですが、ただいま中村議員がおっしゃられましたように、県内、今年度からは鹿沼市さんが1つ加わりまして、県内7つの市町が実施、独自で補助をしている自治体ということで7つございます。 矢板市といたしましても、これらの掛金助成、自治体の制度もまず参考にして、議員おっしゃられますような中小企業の従業員の福祉増進、また雇用の安定という目的を考慮して、この補助制度の創設につきまして検討してまいりたいと考えているところでございます。 答弁は以上になります。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) それでは、当局のその検討に大きな期待をさせていただいて、最後の質問に入ります。 最後に、マイナンバーカードの普及促進についてでございます。 国民一人ひとりに固有の番号が与えられ、2016年1月から利用が開始されました。個人宛てに番号が通知され、それをもとに申請手続によってカードが交付されています。全国的にもカードの交付率は低く、カードの利用によるメリットがわかりにくいのではないかというふうに思っております。 国においても、普及促進及び利活用について、さまざまな施策を打ち出して、それらに基づいて各基礎自治体がさまざまな取り組みをしています。 そこで、マイナンバーカードの現在の普及状況と、総務省から出ていますマイナンバーカードを利用した地域経済好循環の拡大に向けた取り組み等も踏まえた今後の利活用及び普及促進に向けた取り組みに関する考え方について、答弁を求めるものでございます。 ○議長(和田安司) 10番、中村久信議員の質問に対し、答弁を求めます。 室井隆朗総合政策課長。          〔室井隆朗総合政策課長登壇〕 ◎総合政策課長(室井隆朗) マイナンバーカードの普及促進についてのご質問にお答えいたします。 マイナンバー制度の導入につきましては、平成28年1月からマイナンバーカードの交付が開始され、平成29年11月よりマイナポータルの本格運用が開始されております。 本市のマイナンバーカードの交付状況でありますが、平成30年3月31日現在、2,991枚でありまして、交付率は9.1%となっております。栃木県は9.5%であり、ほぼ同水準となってございます。 また、マイナンバーカードの申請方法につきましては、郵送による申請のほか、スマートフォン、パソコンなどからのオンライン申請ができることになっており、その申請割合につきましては、郵送申請が約75%、オンライン申請が約25%の比率となっております。 次に、マイナンバーカードの利活用及び普及促進に向けた取り組みについてでありますが、現在、国におきましては、地域経済の好循環の拡大に向けた取り組みといたしまして、マイナンバーカードのICチップの空き領域と公的個人認証機能を活用し、公的機関の各種サービスのほかに公共施設等の利用者カード、健康ポイント等の自治体独自のポイントなどを一元管理し、商店街等の民間ポイントシステムなどとの連携を行うことにより、需要拡大につなげる実験的な実証事業を行っているところであります。 本市といたしましては、実証事業の状況を検証し、本市の実情と利活用に対する費用対効果なども考慮いたしまして、普及促進に向け、今後の方針を検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) 先ほど9.1%、矢板市のことしの3月の普及率という形になるというふうに思いますが、そこに出ているように、全国的に見ても大体10%前後が多くて、余り普及していないというのが実態で低位にあるというふうに認識をしています。 もともとこのカードの利便性が高いとか、必需品として感じるとか、またはいろんな特典を感じるようになれば、余り普及促進策をしなくても自然と普及するんだろうなと、そんなふうには思っていますので、なかなかメリットが感じられないんじゃないかなとそんなふうに思っています。 しかしながら、国の方針として全員に割り当てられ、それを今後普及していくということですので、当然矢板市としてもそれに向けて取り組んでおられるということで、多分その結果が2年前の3月末から比べると1.5ポイントぐらいは多分1年間でふえて、またさらに、その次の1年で、2年たっていますので、ふえてきた結果だというふうには思っております。 ただ、全国的に見れば、普及促進に向けたいろいろな具体策をモデル的にやったような市町は、やはりそれなりに普及率は上がっている、向上しています。そういったことを踏まえて、矢板市としてもそのいろいろな事例、総務省から出ていますので、今後見てやっていくということに先ほど答弁いただいたんですが、空き領域を利用するには、条例の制定が必要だという認識をしています。この条例については、各基礎自治体があらかじめ制定をした上で、その空き領域を利用するということになるというふうに思っていますので、この空き領域利用に対して、先ほど答弁がありましたが、今後、当然ながら条例の制定は考えておられるというふうに思いますが、その状況についてお尋ねをさせていただきます。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 室井隆朗総合政策課長。 ◎総合政策課長(室井隆朗) 中村議員の再質問にお答えをいたします。 現在、先ほども答弁いたしましたが、実験的な実証事業ということで取り組んでいる自治体につきましては、まだ始まって半年ということで非常に少ない状況にございます。 矢板市といたしましては、やはりこれからどのような先進事例があるかとか、この実証事業の実績、その推移を見て、どういうような取り組みを行っていくかというのを検討していきたいと考えております。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) そのときに、私が言っているのは、ICチップの空き領域を利用するには条例の制定が必要だという認識をしているんです。したがって、そういうことを始める前には、条例を制定しなければならない、ということは議会で議決をしなければならないということになりますので、その辺の多分準備をされているんじゃないかなという認識のもとに、今お尋ねをさせていただきました。 ○議長(和田安司) 中村議員の再質問に対し、答弁を求めます。 室井隆朗総合政策課長。 ◎総合政策課長(室井隆朗) 中村議員の再質問にお答えをさせていただきます。 やはり条例の制定につきましても、そういうようなある程度の方向性が見えてくるというのが必要でありますので、ある程度の準備期間ということで現在はその状況を見てから、条例の案とか具体的な検討に入ってまいりたいと考えております。 ○議長(和田安司) 中村久信議員。 ◆10番(中村久信) その件につきましては了解いたしました。 いずれにしても、条例の制定が必要になってくるというふうに思いますし、他市の事例を見ますと、その基礎自治体で使いやすいカードにその空き領域等を使って行うと、ですから、矢板市もことしから健康ポイントの事業を始めましたが、ああいったもののポイントを貯めるカードとして、また図書館の利用に対してとか、そういったことも事例としては出ています。要は、市民の皆さんがいろんなカードを持たなくて、このマイナンバーカードがあれば市のいろんな行政サービスをスムーズに受けられますよというようなところからも、そういう情報を発信して普及促進につなげるということも当然必要です。 そういったことをするには、先ほどの条例の制定がまず必要だというふうに思いますので、それについては早急に検討して、実施に移していただきたいというふうに今思っていますし、それを願いまして、今回の一般質問を終了させていただきます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(和田安司) この際、お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(和田安司) ご異議がありませんので、延会することに決定いたしました。 なお、明日は引き続き会議を開きますので、午前10時までにご参集ください。 大変お疲れさまでした。              午後1時42分 延会...